古くなった電気スイッチを交換したい、リフォームの一環でスイッチも更新したい、
そんな方も多いのではないでしょうか。
業者に依頼する場合、その費用相場も知りたいもの、できれば少しでも安くしたいという方もいるはずです。
今回は、電気スイッチ工事の費用や節約のポイントについても解説し、種類にも触れていきます。
・電気スイッチ工事の費用相場は?
電気スイッチ工事の費用相場は約3,000円から3万円程度と幅があるのが特徴です。
それは工事内容によって異なり、電気スイッチの新設工事で約3万円程度、
電気スイッチの交換工事で約3,000円程度、電気スイッチの増設工事で約5,000円程度が目安となります。
新設工事はもともとスイッチのない場所に電気スイッチを設置したり、
別の場所にスイッチを移動させたりといった工事内容です。
新築でスイッチを設置する場合には、この新設工事が実施されます。
リフォームであっても、間取り変更などの場面で、この新設工事が頻繁に行われています。
また、新設工事も配線の移動距離が短ければ約6,000円程度でもできる場合があるのも特徴です。
費用相場に差があるので、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
電気スイッチの交換費用は、既存のスイッチを新しい製品に交換するといったケースや
調光機能のあるスイッチに交換するといったケースが挙げられます。
例えば、黄ばんで汚れたスイッチを新調したい場合、スイッチの接触が悪くなった場合が主なケースです。
また、電球を調光機能のあるものにしたので調光スイッチにしたいケースなども見られます。
簡単な工事なので、部品代と工賃を含めてもかなり安く行えます。
増設は、既存の電気スイッチに新しい電気スイッチを増やす場合です。
新設と異なるのは、同じ機能の電気スイッチを増やすということ。
例えば、室内だけだった照明のスイッチを部屋の出入り口の両方にスイッチを設置したい場合など、
リフォームで行われます。
また、階段の上下にスイッチを設置したい場合など利便性の向上を目的に行われることが少なくありません。
・電気スイッチの工事を安くするには
電気スイッチの工事を安くするには、スイッチ本体を自分で購入する、既存の配線を使ってもらう、
相見積もりをするといった点が有効です。
スイッチ本体は業者が用意すると標準価格で購入する形になります。
しかし、自分でホームセンターなどで購入して用意すれば、割引されていることが多いので、
その分安くできます。
こういった手を取ると、業者によっては、断られるケースもあるので注意しましょう。
既存の配線を使ってもらうのもポイントです。
配線の距離によって電気スイッチの工事費用が割り増しになるからです。
2~4社から相見積りを取り、相見積もりをしてもらうのも有効なポイントです。
ただし、一か所だけなど、簡単な工事の場合、そこまで価格差がないので、
複数個所を一気に工事したい場合におすすめします。
・スイッチ工事をする前に知っておきたいスイッチの種類
電気スイッチには様々な種類があります。
主なものでもパイロットスイッチ、3路スイッチ、片切りスイッチがあります。
パイロットスイッチは、現在の主流になっているスイッチで、スイッチをオンオフする、
ボタン(操作面)が大きく、力を入れずに操作することが可能です。
そのため、子どもや高齢者にも操作しやすいスイッチでリフォーム時などにスイッチ変更で選ばれます。
3路スイッチは、2箇所の場所から、ひとつの照明器具などをオン、オフできるスイッチで、
階段の上下に設置されています。
こちらは、電気スイッチの増設で選ばれるスイッチです。
片切りスイッチはシンプルで、一つの照明器具をオンオフできるスイッチを言います。
左を押すと消灯、右を押すと点灯といった機能を持っているのが特徴です。
まとめ
電気スイッチは、気軽にできる電気リフォームです。
ただし、工事のほとんどすべてが電気工事士資格を必要とするスイッチなので、
工事の際はハウスメーカーのサービスセンターに相談したり、業者に依頼したりして対応しましょう。