今家を建てる際には、太陽光発電にしましょう。と盛んに呼びかけられています。
確かに太陽光発電は太陽の光で発電するという仕組みなので、電気代が下がるからお得。
と言うイメージがあると思います。でもちょっと待ってください。
実はメリットばかりではないのです。注意点もあります。
ただ工夫次第での解決法もあります。
その点を書いてみたいと思います。まずは注意点からです。
1.太陽光発電は電気を貯められないから天気の悪い日には基本発電できない
そもそも太陽光発電は太陽の光で発電できますが、光を貯めるという事が出来ません。
なので天気の悪い日が続くと発電できなくなり電気が使えなくなるリスクがあります。
でもそうなったら生活に困りますよね。
2.設置費用が高いし場合によっては税金がかかる
太陽光発電は普及促進に伴って年々価格が安くはなってきています。
但しやはり車1台分の値段は今でもします。
車1台購入するにもローンを組むような人はちょっと高嶺の花になってしまうかもしれません。
3.メンテナンス費用がかかる
太陽光発電は取り付ければ終りと言うわけではありません。
「パワーコンディショナー」と言って太陽光を電気に変える装置があるのですが4年に1度は定期点検を推奨されています。
しかも10年~15年で寿命が来るのでその費用もかかります。
4.向く家と向かない家がある
太陽光発電は太陽の光で発電するので家の建っている方向ではお勧めされない場合もあります。
大きく分けて2通りあって
1.屋根が極端に小さい。これは太陽光を充分に集められないので仕方ないです。
2.屋根の北側に設置しなければいけない場合。北側には太陽の光はあたらないので仕方ないです。
ここまで書くと太陽光発電は損だ。と思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも心配ないです。今は様々な対策がなされています。
これらのデメリットをどう解決するか書いてみたいと思います。
1.蓄電池で電気を保管しておく
今の太陽光発電は蓄電池とセットで導入するというのが主流です。
蓄電池に電気を蓄えておくことにより天気の悪い日が続いても貯めていた電気を使うことができます。
「電気の貯金」と言った考え方でしょうか。
2.助成金やソーラーローンを活用する
蓄電池を導入する場合には地方公共団体から助成金がもらえる場合もあります。
中にはもうなくなってしまっている自治体もあるとのことですが、多くの自治体ではこの補助金が残っています。
一度聞いてみるのもいかがでしょうか。
そしてソーラーローンもお勧めです。
これは担保なしで最大1,500万円まで借りられるという物です。
手続きも簡単ですし、住宅ローンを払えるだけの収入のある方ならばどなたでも組めると思います。
返済期限も70歳までですし、返済金額も1万円からです。
3.売電収入を得る
発電した電気はは売ることも可能です。
大手電力会社では余った電気を買い取ってくれるところもあります。
これで売電して維持費用に充てることも可能です。
もちろん電気なので売電収入にかかる税金は知れていますし、
住宅ローン控除が適用されるので税金を支払うというデメリットはないと思われます。
4.家を建てる時に業者さんに相談する
これは家を建てる時に業者さんに相談して下さい。
太陽光発電を検討しているという旨を伝えて自分の家が向くのかどうか確認する必要はあると思います。
まとめ
国では今自然エネルギーを取り入れることに積極的です。
自動車も全ての新車を電気自動車にするという方向で固まっています。
太陽光発電の設置費用は年々安くなっていますし、補助金も更に充実する可能性もあります。
それに自然のエネルギーなので環境にも優しく、電気代はかからなくなるというケースも多いようです。
売電収入も得られれば長期的に見たらお得な出費ともいえるでしょう。
システム自体は素晴らしいので注意点を踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。